
FILSON(フィルソン)には定番と言われるバッグが多数ありますが、ブリーフケースにもあります。今回はFILSONのブリーフケースの定番と言われる”オリジナルブリーフケース 70256″と”ブリーフケース コンピューターバッグ 70257″について比較してみたいと思います。
FILSONのブリーフケースに興味があるけれど、よく似ているこの2つの違いや、どちらが自分に合っているか分からないという方の参考になれば幸いです。
外観・外側の構造について
まずは外観について比較します。
以下では、それぞれ256、257という略称で呼びます。
外観の共通点
シンプルなデザイン
ほぼすべてのFILSON製品に言えることではありますが、どちらもシンプルなデザインです。ビジネスでもプライベートでも使いやすいです。
メインポケットはジッパー付き
メインポケットにはジッパーが付いています。そしてジッパー部分を保護するようにスナップ留めのカバー(蓋)が付いています。(ストームフラップ構造)
両面に全幅のポケット
前面、背面にそれぞれ全幅のポケットが付いています。
ショルダーストラップ付き
最高品質のブライドルレザーを使用したショルダーストラップが付いています。ショルダーストラップは長さ調節が可能で、付け外しもできます。外したストラップは中にしまっておけばいつでもすぐに取り付けて使うことができるので便利です。
外観の違い
持ち手
持ちやすさと開けやすさのどちらを重視するかで、どちらのブリーフケースが良いか悪いか人によって変わると思います。
ショルダーストラップのアタッチメント(留め具)

アタッチメント部分のブライドルレザーが、生地に直接縫い付けられています。

アタッチメントよりも一回り大きいブライドルレザーのプレートを生地に縫い付け、そこにアタッチメントを縫い付けてあります。バッグのコンセプトである、ノートPCや重いものをたくさん持ち運ぶために、より丈夫な作りになっています。
置いた時の自立性
全体的なサイズ感

全体的なサイズ感 左:257、右:256
ノートPCを入れることはサイズ的には可能ですが、257のような専用のパッド加工が施されたポケットはありません。
ノートPCやタブレット端末を保護するためのパッド加工が施されたポケットが付いているので、日常的に端末を持ち運ぶ人に適しています。
たくさんの本や資料、ノートPC、ペットボトルやタンブラーなど、たくさんの荷物を持ち運ぶ方には収納力の高い257の方があっていると思います。
内側の構造
内側の構造については、外観のように項目ごとに比較するのが難しいので、それぞれの特徴をまとめました。

Otter Green
かなりシンプルな作りになっています。
両面には全幅のポケットがあり、中央のスペースは広々としています。片面のポケットの外側には、更に6つのサイズの異なる小さなポケットが付いています。ペンや名刺、電卓、携帯電話などを入れるのに便利です。
全幅のポケットには小さめのノートPC(13インチ MacBook Airなど)やタブレット端末(iPadなど)を収納することができます。(※256には端末を保護するためのパッド加工はありません。)
中央のスペースには15インチまでのノートPCを収納することができます。

Otter Green
257は256に比べるとややポケットが多い作りになっています。
全幅のポケットが3つ、うち1つはノートPCやタブレット端末用に耐衝撃用のパッド加工が施されています。
256にも付いている6つの小さなポケットに加えて、その反対側には比較的大きめなポケットが3つ付いています。
比較評価
256の内部はシンプルで、ビジネスなどで普段使いする上で必要最低限のポケットを備えているといった印象です。
257では6つのポケットの反対側に3つのポケットが付いていますが、中に物を入れると中央のスペースを狭めるので、人によっては気になるかもしれません。その分、257は256よりもマチ幅が広くなっており、収納力は高くなっています。
選び方:どういう使い方に適しているか
どちらのバッグもFILSONらしく、丈夫で撥水性があります。シンプルかつ洗練されたデザインで、スーツでもカジュアル服装でも使いやすい優れたブリーフケースです。
結局のところどちらを選ぶべきかについては、自分の使い方に適しているかどうかで判断すると良いと思います。
256はこんな方におすすめ
- 大きすぎず小さすぎず、適度な収納力を備えたバッグを探している方
- 大きめのノートPCや充電器、周辺機器を合わせて持ち運ぶ必要が無い方(13インチ程度までのノートPCやタブレット端末であれば問題なく収納可能です)
256は使い勝手がよく、世界的にとても人気・評価が高いバッグです。普段から大きい物や重いものをたくさん持ち運ぶなどの特別なニーズが無いのであれば、多くの人にとってベストな選択と言えます。
257はこんな方におすすめ
- 重いものや、大きい物を日常的に持ち運ぶ必要がある方
- 15インチクラスのノートPC(充電器や周辺機器なども合わせて)や、たくさんの資料が入ったバインダーなどを頻繁に持ち運ぶ方
マチ幅が広く収納力が高いので、ペットボトルやタンブラーを収納したり、脱いだ上着を収納するような使い方もできます。また、自立性が高いので、出先でバッグを置いて資料を確認したり緊急の電話の際にも便利です。
ご覧いただきありがとうございました。この記事がブリーフケース選びに役立てば幸いです。